リョ―タが恋する映画版『スラムダンク』のヒロイン
彩子
演じるなら、この人!
~新木優子~
リョ―タが想いを寄せるバスケ部のマネージャーであり、映画版では実質的なヒロインに当たる彩子。基盤となっている読切作品『ピアス』では、実はリョ―タと小学生のころに出会っていたという設定なのだが、映画版では割愛されている。
原作ファンとしては、そもそもがパラレルワールドだと思われていた読み切り作品を正史に組み込みつつ、物語に矛盾を生じさせない良き判断だと思うのだが、欲を言えば、リョ―タが彩子を追いかけている高校生活の一コマが見たかった。
前置きが長くなったが、それらを踏まえた上で彩子役には、1993年生まれの女優・新木優子を推薦したい。おしとやかなイメージも強いが、活発な彩子を演じたら、ギャップで観る者を魅了してくれるはず。
試合のチャージドタイムアウト中、リョ―タの手の平に「No.1ガード」とマジックで書き、「あんたは えらそーにして相手をおちょくるくらいが ちょうどいいのよ」と鼓舞する彩子を、新木優子が演じたとしたら…。観ている男性たちは、リョータへの鼓舞を通して、自分自身のことを奮い立たせてくれているといった感覚に陥るのではないだろうか。