史上最もキスシーンが良かったドラマは? 珠玉の名作(5)名俳優の演技力が爆発…続編に期待の隠れた傑作は?
text by 菜本かな
ラブストーリーには欠かせないものといえば、“キスシーン”。ドラマを観ていて、もっともドキドキする瞬間だ。今回は、数あるラブストーリーから、思わずキュンキュンしてしまう最強のキスシーンをピックアップ。真似できるかはさておき、恋愛する上で覚えておきたいロマンチックなテクニックを紹介する。第5回。(文・菜本かな)
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やりすぎなくらいロマンチックなキスにキュンキュン
『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(2024、TBS系)
脚本:吉澤智子
キャスト:生見愛瑠、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、高野洸、村方乃々佳、肥後克広、ともさかりえ、片平なぎさ
【注目ポイント】
『くるり〜誰が私と恋をした?〜』のまこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)による“花びらキス”は、ここ数年の恋愛ドラマにおいて、いちばんロマンティックなキスシーンだったように思う。ちなみに、“花びらキス”とは、名前のとおり花びらを挟んでするキスのこと。それだけなのに、こんなにロマンティックになるとは…! 一歩間違えたら、狙いすぎになっていた可能性もあると思うが、ここは瀬戸康史の演技力の賜物。
まず、公太郎が、エディブルフラワー(食用の花)をまことにかじらせる。そして、まことが「少し、甘い」と言ったら、「本当?」とキス。そして、花びらを受け取って「本当だ」と微笑む。なんだ、この大人の余裕は! 個人的に、『くる恋』は大好きなドラマでもあるので、まことと公太郎のその後を描いた続編を期待しております!
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