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戦争経験者がフラッシュバックを起こすほどリアル
ノルマンディー上陸作戦を描いた戦争映画の金字塔

『プライベート・ライアン』(1998)

ジョンミラー大尉役のトムハンクスGetty Images

出展:Amazon
原題:Saving Private Ryan
製作国:アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ロバート・ロダット
キャスト:トム・ハンクス、マット・デイモン、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ

【作品内容】

1944年、フランス北部ノルマンディー。熾烈な上陸作戦を生き延びたミラー大尉のもとに、軍上層部からある命令が下る。それは、4人の兄弟の内3人が戦死したジェームズ・ライアン二等兵の救出だった。ミラー大尉と7人の兵士たちは、1人を救うために8人の命が危険にさらされることに疑問を抱きながらも最前線へと向かう。

【注目ポイント】

本作は、”ハリウッドの帝王”スティーブン・スピルバーグが、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を題材に極限状態に置かれた兵士たちの絆を描いた戦争ドラマ。主演のミラー大尉をトム・ハンクス、ライアン二等兵をマット・デイモンが演じる。

「全ての戦争映画はプライベートライアン以前・以降に分かれる」と言われるほど、映画史に決定的な影響をもたらした本作。見どころは、なんといっても序盤30分に及ぶオマハビーチの戦いだろう。

ハンディカメラで撮影された悲惨な戦闘はホンモノの戦争と見まごうほどリアルで、公開時はフラッシュバックを起こした戦争体験者が続出したという噂がささやかれている。

また、命の重さをめぐるジレンマなど、本作がかかげる問いも重い。戦争の恐ろしさ、虚しさ、悲しさ…すべてが詰まった映画史上の傑作である。

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