これが最高…! 大成功したディズニー実写映画5選。アニメ版よりも断然面白い? ガチのディズニーファンが選ぶ珠玉の名作たち
1928年に初めて公開された短編アニメーション『蒸気船ウィリー』から始まり、数々の人気作品を生み出してきたディズニー映画。中でもアニメの世界から飛び出してきたような実写版は、公開されるごとに大ヒットを記録している。今回はその中でも再現度が高く、オリジナルアニメへのリスペクトも忘れていないファン納得の実写作品5選を紹介する。
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アニメの世界から飛び出したような再現度
結末の秀逸なアレンジに拍手喝采
『アラジン』(2019)
監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト
原作:『アラジンと魔法のランプ』
出演者:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ、ナヴィド・ネガーバン、ナシム・ペドラド、ビリー・マグヌッセン
【作品内容】
貧しくも清らかな心を持つ青年アラジンは、自由を求める王女ジャスミンと運命的に出会うが嫌われてしまう。そんな中魔法のランプを手に入れ、3つの願い叶えられる魔人ジーニーと出会い、もう一度ジャスミンの元へ向かうのだが…。
『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督のメガホンを取り、魔人のジーニー役は、世界を代表するハリウッドスター・ウィル・スミスが演じた。興行収入は日本だけで120億円超えのメガヒット。全世界では実に1,000億円を突破するモンスター作品となった。
【注目ポイント】
1992年のアニメ映画が公開されてから、今でも根強い人気を誇る名作がついに実写化されることになり、公開前から大きな話題となった。今作は再現度が非常に高く、各キャラクターの出立ちはオリジナルアニメそのまま。映像表現も多彩であり、上映時間128分間、片時も退屈することはない。
充実したキャスト陣の中でも、とりわけウィル・スミス演じるジーニーは圧巻だ。再現度はもちろん、リアリティを追及しながらもオリジナルへのリスペクトも忘れていない。それが彼の演じるジーニーが愛されている要因だ。
また吹き替えでも、オリジナルアニメと同様に山寺宏一が担当し、アニメと実写のジーニーを絶妙に使い分け、日本のディズニーファンの期待に十二分に応えている。
また、物語の展開や音楽には映画オリジナルの良さがそのまま継承されており、誰もが一度は聞いたことがある名曲「ホール・ニュー・ワールド」をはじめ、アラジンの醍醐味である絢爛豪華なミュージカルシーンには心が躍り、あっという間に時が過ぎていく。
アニメ版からの改変ポイントも納得のいくもの。実写版では、ジーニーが解放されて自由の身となるラストにアレンジされているのだ。
アニメではジーニーの姿のまま世界中を飛び回ることになるが、実写版では人間として生きていくこととなる。このラストがもたらす幸福感は生身の人間が役を演じる実写版だからこそ実現できたものだろう。
みんなの愛するジーニーがパートナーに巡り合う…。ディズニーファンの多くが実写版オリジナルの幸福な結末に肯定的な評価を下したことは、桁外れの興行成績を見れば一目瞭然だろう。