これが最高…！大成功したディズニー実写映画5選。アニメ版よりも断然面白い？ガチのディズニーファンが選ぶ珠玉の名作たち

『魔法にかけられて』（2007）

出典：Amazon

監督：ケヴィン・リマ
脚本：ビル・ケリー
出演者：エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マースデン、スーザン・サランドン、ティモシー・スポール

魔法の国で暮らすジゼルは、王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれてしまう。そこで弁護士ロバートと出会うが、今までいた世界の常識が全く通じない。そんな中ニューヨークにも魔女の手が忍び寄る。

実写映画『102』を手掛けたケビン・リマがメガホンを取り、ヒロインを『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のエイミー・アダムスが演じた。公開されるや批評家からも好意的な評価を集め、ニンテンドーDSのソフトも制作されるなど、ディズニー映画の新たな名作として広く認知されている。

本作は、アニメと実写を融合するという斬新なスタイルで、ディズニーファンのみならず一般の映画ファンを魅了した。

本作に登場する魔女は、私たちが住む現実世界を「いつまでも幸せに…なんてものがどこにもない所」と表現するが、現代のニューヨークに迷い込んだジゼルが出会う弁護士・ロバートは超完全主義者。魔女の言葉をそのまま人間にしたような人物だ。

おとぎ話の世界から迷い込んだお姫様と超がつくほどのリアリスト・ロバート。2人の織りなす掛け合いは、テンションの差が浮き彫りになってひたすら笑える。私たちが憧れるプリンセスが、現実世界に来るとこんなにも浮いてしまうのか…。

また本作の魅力はジゼルとロバートの会話劇のみにあるわけではない。至るシーンに、数え切れないほど沢山のディズニー作品のパロディが隠されているのだ。

毒りんごや、深夜12時までの魔法、王子様が靴を履かせるシーンなど、ディズニーファンの心をくすぐるような演出がたっぷり詰め込まれており、1回目はストーリーを楽しみ、2回目はパロディを探すなど、何度でも楽しめる作品となっている。

もちろんストーリーも緻密に作り込まれており、真実の愛とは何かを考えさせられる作品となっている。大人から子供まで楽しめる娯楽映画の鏡のような逸品だ。

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