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ドキュメンタリー小説が原作
悪魔に憑かれたアンソニー・ホプキンスが怖すぎる

『ザ・ライト -エクソシストの真実-』(2011年)


出典:Amazon

上映時間:114 分
製作国:アメリカ
監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マイケル・ペトローニ
キャスト:アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ、キアラン・ハインズ、トビー・ジョーンズ、ルトガー・ハウアー、マルタ・ガスティーニ、マリア・グラツィア・クチノッタ、アリアンナ・ヴェロネーシ、クリス・マークエット

【あらすじ】

信仰心がなく進路に悩む神学生のマイケル・コヴァック(コリン・オドナヒュー)は、恩師の勧めでバチカンのエクソシスト養成講座を受けるため、アメリカからバチカンへと渡る。そこで訪ねたルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)から悪魔祓いの教えを乞うこととなるマイケルだったが、ルーカス神父に疑念を抱く彼は、悪魔に憑かれた人々を精神的に問題を抱えた人々だとみなしていた。しかし、次第に不可解な現象が起こりはじめ…。

【注目ポイント】

俳優のアンソニー・ホプキンス
主演のアンソニーホプキンスGetty Images

本作の原案となったのは、アメリカとイタリア・ローマで活動する作家、マット・バグリオが、神父やエクソシストへの取材を重ねて発表したドキュメンタリー小説。

本作の一番の見どころといえばやはり、怪演に定評のある名優、アンソニー・ホプキンス演じるルーカス神父が、悪魔に憑依されるシーンだろう。第三者が知るはずのない情報を語り、「父を恥じ、父もお前を恥じ…」と家族間の問題を鋭く言い当てて相手を攻撃するシーンは恐ろしく、動揺を誘う。

神学生・コヴァックのモデルとなったのはアメリカで活動するバチカン公認の神父、ゲイリー・トーマスである。彼は映画制作にも関わり、衣装の着方や祈りの読み方の指導も行ったという。

また、釘を吐くシーンや妊婦にまつわる描写など、エクソシズムや悪魔憑きものに親和性のあるモチーフが絡んだ場面も、痛ましくリアルに表現されている。

ありきたりな恐怖映画にはもううんざり…。そんなホラー上級者が観ても、新鮮なスリルを味わえる一作だ。

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