主人公は失恋した作曲家
ジェイソン・シーゲルの出世作
『寝取られ男のラブ・バカンス』(2008)
製作国:アメリカ合衆国
監督:ニコラス・ストーラー
脚本:ジェイソン・シーゲル
キャスト:クリスティン・ベル、ジェイソン・シーゲル、ラッセル・ブランド、ミラ・クニス
【作品内容】
映画『ガリバー旅行記』(2010)や、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ 』(2007)などに出演する俳優、脚本家でもあるジェイソン・シーゲルがブレイクを果たしたのが本作だ。
失恋したばかりの作曲家の男が、ショックから立ち直るため、ハワイに旅行に向かうが、そこで元カノが新しいボーイフレンドと一緒にいるのを発見し、事態は悪化していく…。
【注目ポイント】
男女関係が乱れに乱れ、少々ヒステリックな場面もあるこの映画において、主人公は女々しさと男らしさの間で揺れ動く。男らしさとロマンス。そして愛と欲望の複雑な関係を、爽快かつ滑稽に表現している。
ハワイのロケーション素晴らしく、観光映画としての魅力も備えている。しかし、かなり露骨な性描写が頻繁に登場するので、家族で観るのはお勧めしない。
スマートでテンポがよく、常に笑いが絶えない大人のロマンスコメディとして人気の作品だ。