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もし『鬼滅の刃』が実写化されたら…? ガチで妄想キャスティング。炭治郎や禰豆子、煉獄さんを演じるのにふさわしい役者は?

text by ZAKKY

世界的な人気を誇る漫画『鬼滅の刃』。日本人であれば誰しもが一度はタイトルを耳にしたことがあるだろう。2020年には物語の中盤を描く劇場アニメ『無限列車編』がメガヒット。今回は「もし『鬼滅の刃』が実写化されたら?」という仮定に基づき妄想キャスティング。選出理由や現実度について解説していく。(文・ZAKKY)

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【鬼滅の刃とは?】

『週刊少年ジャンプ』にて、2016年から2020年まで連載された、累計発行部数1億5000万部を超えるメガヒット漫画。

時は、大正時代。主人公・炭治郎は「鬼」の所業により、家族を惨殺された。また、生き残った妹・禰豆子は鬼に襲われ、鬼と化してしまった。炭治郎は鬼殺隊に入隊し、「呼吸」を源とした剣術を「柱」と呼ばれる強者たちなどから学び、「鬼」の撲滅の旅に出る…。

2020年に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、コロナ禍にもかかわらず、404.3億円の興行収入を記録。『千と千尋の神隠し』の316.8億円を抜いて、日本歴代興行収入第1位に躍り出た。

愛に満ちたピュアマインドな主人公

竈門炭治郎

演じるなら、この人!
~神木隆之介~

芹澤役の神木隆之介【Getty Images】
神木隆之介Getty Images

本作の主人公。とにかく「真っすぐ」なピュアマインドの持主であり、「遍(あまね)く万象を照らす日輪を心に宿した少年」。

妹である禰豆子を守るというキャラクター像に、これ以上ハマる人材はいないだろう。ビジュアルや雰囲気も含めて適役というほかない。

炭治郎の優しさは禰豆子だけに向けられるのではない。彼は敵である鬼を気遣う心も持っている。そんな裏表のない性格の持ち主を、説得力豊かに演じることができる役者は限られる。パブリックイメージが悪い俳優や、芝居に難のある役者が演じた場合、観る者はその一挙手一投足に嘘臭さを感じてしまうからだ。

しかし、『バクマン。』や『るろうに剣心』といった漫画実写化の成功作において、素晴らしいパフォーマンスみせた神木ならば、国民的漫画の主人公という大役も見事に務め上げるに違いない。

空気の薄い山頂で炭焼きとして暮らしていた炭治郎は、さらに空気の薄い狭霧山での厳しい修行を経て、「全集中の呼吸」を身に付けた。

一方、神木は出生時に大病を患っており、自身の現在の芸能活動ができていることを奇跡だとも言及している。そんな生い立ちも、炭治郎の役柄を演じる人物として適任である…と言い切ってしまうのは、いささか強引だろうか。しかし、逆境に打ち克つマインドは、炭治郎を演じる上で必要不可欠だろう。

優しく、そして、時には鋭い眼差しを見せながら、強く生きている炭治郎。その儚さと力強さが同居する表情をものにできるのは、神木しかいない。神木が演じる「全集中の呼吸」の場面を想像をしただけで鳥肌が立たないだろうか?

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