お風呂の中でビール片手に映画鑑賞
イギリス『Hot Tub Cinema』
水着を着用して、スクリーンの前にズラッと並べられたバスタブの中に入り、友達や大切な恋人、家族と共に映画を観るという、イギリス発祥の映画館。
元々創業者がプライベートでパーティーを開いた際に、お風呂と映画を合体させたものを思いついたのがきっかけで生まれ、2012年に初めて一般に公開され、現在に至る。
1つのジャグジーに、8名まで入浴し映画を鑑賞することが可能で、参加者は、水着を着用してジャグジーに入り、ビールやソフトドリンク、軽食を片手に、友人や恋人と一緒に映画を楽しむ。
基本的には夏に行われることが多く、ビルの屋上で、お酒を片手に綺麗な夜景も楽しめる。
ただし、静かにゆっくりと映画を鑑賞するという、日本的な映画の鑑賞方法とはほど遠く、どちらかというと、パーティーに近い環境で行われるため、皆んなでワイワイ、賑やかに映画を見たい方にオススメだ。
参加費は、シングルチケットで、1名30ポンド(約4,500円)、6人用の専用ホットタブ180ポンド(約27,000円)、8人用だと240ポンド(約36,000円)。
イギリスのロンドンや、ブリストル、リバプール、バーミンガム、マンチェスターなどの主要都市で行われる他、現在では、アメリカやドイツなどでも開催されている。
ユニークで盛り上がりを見せる『Hot Tub Cinema』は、映画鑑賞と温泉を同時に楽しめる新しいエンターテインメントの形として、多くの人々から支持を集めている。日本で開催されれば、注目を集めること必至だろう。