ジブリ史上最高のイケメンは…? 最も魅力的なジブリの男性キャラクター5選。宮崎駿作品の超絶美男子大集合。声優も紹介
text by 編集部
日本のアニメ映画を代表する「スタジオジブリ作品」。世代を超えて愛されるジブリ作品には、ヒロインを支える男性キャラが欠かせない。今回はヒロインの相手となる“イケメン”キャラクターを5人セレクトして紹介。イケメンと一口に言っても、個性の違う5人の魅力をそれぞれご覧いただきたい。
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どこか神々しさのあるミステリアスな美少年
『千と千尋の神隠し』(2001)ハク
声優:入野自由
【作品内容】
親の仕事の都合でニュータウンへ引っ越すことになってしまった10歳の少女・荻野千尋は、両親と車で引越し先へ向かっていた。
その道中、運転する父が道を間違え、森の中に迷い込んでしまう。行き着いた先には不思議なトンネルがあり、千尋が止めるのも聞かずに、両親は道を進んで行く。
トンネルをぬけると人気のない異国風の繁華街に繋がっていた。
【注目ポイント】
ハクは、主人公の千尋が迷い込んでしまった異世界で出会う、八百万の神々が客である「油屋」で働く少年だ。両親がブタにされてしまい、帰り道も水で沈み、ついには自分の体が消えそうになり怯える千尋を救い、「油屋」の主人・湯婆婆に雇ってもらえと道を示す。登場時の存在感は圧倒的だ。
その後も、表向きは千尋に冷たく接するも、裏では「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ」と手作りのおにぎりを手渡したりと、千尋の不安を和らげる。このおにぎりの場面は、屈指の人気を誇る”ジブリ飯シーン”として人気が高い。
ちなみに、ハクの本名は「ニギハヤミコハクヌシ」といい、それは“川の神様”であることが作中で明かされる。おかっぱ頭でありながらも、端正な顔立ちでユニセックス的な魅力も併せ持っており、そうかと思えば白い竜に姿を変えることもできる。
千尋との会話によって、自らの名前を思い出し、湯婆婆の元を離れる決意をしたハク。現実世界への出口で、千尋との再会を約束しながら見送るラストシーンは感動を誘う。
ハクの声を担当した入野自由は、声優のみならず、俳優や歌手としても活躍しているが、当時13歳の若さでハク役のオーディションに合格し、この大役をつかんだ。以降、『キングダムハーツ シリーズ』や『仮面ライダーオーズ/OOO』といった人気作にも出演している人気声優だ。