アイドルとして人気を博した９０年代とは打って変わり、カラダ全体で怒りをに表出する“ブチギレ俳優”へと華麗なる転身を果たした、レオナルド・ディカプリオ。今回はそんなレオ様のブチギレ演技が存分に堪能できる作品をセレクト。怖さを通りこして胸がスカッとする。そして迫力のあまり少し笑ってしまう。必見作が出そろった。

レオナルド・ディカプリオ
または現代ハリウッドの“ブチギレ王”

『タイタニック』（1997）で世界中の女性のハートを射止め、ハリウッド屈指のアイドル俳優としての地位を確立したレオナルド・ディカプリオ。

近年の作品では、眉間に皺を寄せ、放送禁止用語を連発するイカれた演技を披露する機会がグッと増え、ハリウッドでは右に出る者のいないブチギレ王の座をほしいままにしている。とはいえ、アイドルからブチギレキャラへの転身は決して不名誉なことではない。

ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ダニエル・デイ・ルイス…。名優として尊ばれるハリウッドスターは皆一様に、トラウマレベルのブチギレ演技を世に残しているではないか。

現代ハリウッドの“ブチギレ王”として独自の道をひた走るレオナルド・ディカプリオは、誰もが認める名優へと着実に成長しているのである。