9「アメリカはいい国です。(“I Believe in America!”)」
ボナセーラ『ゴッドファーザー』
映画『ゴッドファーザー』冒頭シーンで、葬儀屋のボナセーラが、ヴィトー・コルレオーネのもとを訪れ、自身の娘が暴行され、犯人はまだ自由の身であることを告げる。
ボナセーラは、アメリカはまともな国だと考えており、この事件に対して本当に失望したと主張。とはいえ彼は、この国に対する希望を完全に失ったわけではなく、切実に国のイメージ回復を望んでいるのだ。
幸運なことに、ヴィトーは娘の結婚を控えており、上機嫌。彼は、ボナセーラの自身に対する忠誠を条件に、協力することを誓う。