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「神の粒子」シーズン10 エピソード2

シンプソンズ
Getty Images

『ザ・シンプソンズ』史上最も衝撃的な予言は、シーズン10エピソード2の「発明は反省のパパ」に登場する。

このエピソードでは、トーマス・エジソンのような偉大な発明家を志す父ホーマーの姿が描かれる。ホーマーは、黒板に向かって一見無意味な数式を書くのだが、この数式が後に物理学の複雑な方程式であったことが明らかとなる。

著名なイギリスの科学ライターのサイモン・シンは、『The Simpsons and Their Mathematical Secrets(シンプソンズと数学の秘密)』の中で、「『ザ・シンプソンズ』の作家たちは視聴者の潜在意識に数学を取り入れようとしている」と語っている。

サイモンによると、ホーマーが黒板に書いた数式は、なんと2012年に世界最大規模の素粒子物理学の研究所である「CERN」が発見した「ヒッグス粒子」の方程式と極めて似通っているという。

彼は「この式を展開すると、ヒッグス粒子が持つナノ質量よりわずかに大きい質量を算出できます」「ヒッグス粒子が発見される14年も前にこの予測を行ったことに驚きを禁じ得ません」と、英Independent 誌に語っている。

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