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大人の事情で口元だけがCGIに…

『ジャスティス・リーグ』(2017)
ヘンリー・カヴィルの口元


出典:Amazon

上映時間:120分
監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ、ジョス・ウェドン
キャスト:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、エズラ・ミラー、ジェイソン・モモア

【作品内容】

完全無欠のヒーロー、スーパーマン亡きあとの世界。彼の犠牲を無駄にはしないと誓い、人類を再び信じるようになったブルース・ウェインだったが、彼らには宇宙からステッペンウルフの魔の手がのびようとしていた。

もう一人のヒーローであるバットマンは、いち早く世界滅亡の危機を察知。彼のスカウト作戦により、オンリーワンの超人たちが再び結集した。しかし、彼らは、複雑な過去を背負った一筋縄ではいかないヒーローたち。彼らは一体、チームとしてまとまることができるのか…!?

【注目ポイント】

ヘンリー・カヴィル
ヘンリーカヴィルGetty Images

本作は、DCコミックスに登場する架空のスーパーヒーローチーム、「ジャスティン・リーグ」の活躍を描いた作品。主人公のスーパーマンを、ヘンリー・カヴィルがカッコよく演じている。

しかし、よくよく目を凝らしてみると、カヴィルの演技に何か違和感を感じないだろうか。そう、口元だ。口元の動きが、なんとなく不自然にもごもごとしている。

それもそのはず、彼の口元は全てCGIにより処理されているのだ。なぜなら、彼は「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)で口ひげを蓄えたCIAエージェント、オーガスト・ウォーカーを演じなければならず、契約上ひげをそることができなかったからだ。

当初、ワーナー・ブラザースは、本作の撮影日を数週間延期し、髭が生えるのを待つための費用を支払うと申し出た。しかし、パラマウント・ピクチャーズはその申し出を拒否。そのため、カヴィルのヒゲをCGI技術で消すことにしたのだという。

とはいえ、全編にわたって口元をCGI処理した割には、ほとんど違和感がない。このあたりは、ワーナーブラザーズの卓越した技術のたまものだと言えるだろう。

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