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『崖の上のポニョ』
母・リサの消息が分からずに泣き出す宗介

© 2008 Studio Ghibli・NDHDMT
© 2008 Studio GhibliNDHDMT

上映時間:103分
監督:宮崎駿
脚本:宮﨑 駿
製作:鈴木敏夫
キャスト:奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、長嶋一茂、所ジョージ

【作品内容】

海を臨む崖の一軒家に住む少年・宗介。ある日小さな瓶に入り動けなくなっていた魚の子・ポニョを助ける。徐々にお互いのことを好きになる2人だが、ポニョの父親・フジモトによりポニョは海へと戻される。

それでも宗介のことを想い、人間になりたいと願うポニョ。妹たちの力を借りてフジモトの魔法を盗み出し、再び宗介との再会を目指すが…。

【注目ポイント】

映画『崖の上のポニョ』(2008)は軽快な作品であり、映画史の中でも最高の人魚映画の1つだ。

宗介とポニョという2人の愛らしい子供たちの純真な愛をとても優しく描いてた物語であり、内容の大半はとても甘美で、愛すべき登場人物のユニークな個性や美しい自然の華麗な描写に思わず笑みが溢れる。しかし、本作には観た人の涙を誘うであろう瞬間が織り交ぜられている。

特に注目したいのは、島に高波と暴風が襲い、母・リサが宗介とポニョを置いて、一人自宅から勤務先の老人ホーム”ひまわりの家”に向かう場面だ。悪天候の中、リサはひまわりの家から宗介と一緒に自宅に帰宅する。しかし、ひまわりの家のことを心配し、宗介とポニョを置いてリサは家を出る。

翌日、宗介とポニョは、おもちゃのボートを魔法で大きくしリサを探しに出かける。2人は途中でリサの乗っていた車を発見するものの、中にリサの姿は見つからない。その際、宗介は涙ながらに「リサ」と繰り返し母の名前を叫ぶのだ。このシーンは多くの視聴者の胸を裂いた悲しいシーンとなった。

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