思慮深さを感じさせる芝居
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参照:ドラマ『厨房のありす』公式Instagram
永瀬の芝居の魅力は、リアルなナチュラルさもそのひとつ。役柄の心情を大味に喜怒哀楽をくっきりと表現するというよりは、表向きにはなんでもない表情を見せるけれど、胸の内に秘めた言葉にならない感情や、頭の中であれこれ考えている思慮深さを感じるのだ。
現実に人とのコミュニケーションにおいて、たいていは感情を押し殺したり、上手く取り繕ったり、そこまで感情を露わにすることは少ない。永瀬の芝居でも、演じる役柄の気持ちが掴めそうでいてどこか掴めない飄々とした様子だが、それでも目からは心情を受け取ることができる。その様子がなんともリアルで人間味が感じられ、だからこそ感情を表に出した場面での説得力が生まれるのだろう。
永瀬が演じる役を追っていくと、あれよあれよという間に永瀬本人の魅力にも引き込まれ、レギュラーラジオ番組『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送/「レコメン!」内、毎週水曜)にたどり着いたら最後である。クールなようでいて可愛らしいエピソードも多数飛び出すほか、作品に出演する度にドラマや共演者とのエピソードも語られるのでドラマと併せてラジオも必聴だ。