人間関係イライラあるあるをスカッと代弁
『ブラックガールズトーク』(小学館 2019~)
(※このインタビューは、現在テレビドラマとして放送中の同作が発表される前に行われたものです)
ーーー次は、リアルな女性同士の会話劇が繰り広げられる漫画です。
「私こういう系の漫画って、あんまり見たことなかったです。でも、ネット上のお試し読みで、読んでみたらおもろっ! てなって。こんな面白い漫画、まだあったんやと思って」
ーーーほんと、リアルトークですよね。
「ええ。人間誰しもが出会ったことあるであろう、ちょっとモヤっとしちゃうような人たちに向けて、なんかスカッとした女子たちの会話で落とし込んでいるという。読み出したら止まらへんし。
で、彼女たちの会話の中に出てくる人物たちが、うわ、こんなやつおったわ!とかいう共感もすごいから。だから、これが映画とかなったら、ほんまみんな見に行くんちゃうかなと思って、スッキリもするし」
ーーー女性にとってのデトックス効果も抜群だと。
「はい。共感しかなかったです。女性たちが単に愚痴をこぼすっていうパターンじゃなくても、その日常を切り取っている描写も実写映えするかなと」
ーーー女性コンビであるエルフの、お笑いのネタに通じる部分もありますか?
「あるんじゃないですかね。私たちのネタで お客さんが笑うってことは、お客さんにとってもあるあるネタという部分もあるということだと思っています。」
ーーーフリーターの男3人がファミレスでくっちゃべっている漫画『THE 3名様』(小学館)(2000〜2007)のOL版といった気がしました。
「あ! その作品、知ってはいるんですけど、読んだことはないので、チェックしておきます」
ーーー特に好きなエピソードは、ありますか?
「うわあ、なんやろ。血液型で決めつけてくる人の話ですかね。
『私、B型やから』とか、聞いてもいないのに行ってくる女の話が面白かったです(笑)。
いや、B型は無理とか何型やから仲良くなりそうとか。実際に聞かれれば全然言いますけど、『やっぱり!〇〇型だと思った!』とか言われたら『いや、そんなもん4つで決められんやろ』って思いますよね(笑)」
ーーーせっかくリアルな恋愛の話も出てくる漫画なので、ずばり、はるさんの恋愛観を聞きたいです。まず、どんなタイプの異性がお好きですか(笑)?
「え~と、まあ、男らしい人が好きって、しょっちゅう言ってるんですよ。芸人で言ったら、千鳥の大悟さんみたいな、”ザ・漢!”的な。
けど、かと言って別に今まで付き合った人はそうでもないんで、今もどういう人が好きなのか分からなくなっていて、自分でも模索中なんです(笑)。
あー、でもやっぱり、友達思いとか、親を大切にしているとかは大事かもしれん。今まで付き合った人たちも全員それは共通しているかもしれないです。あと、例えば飲食店に言った際に、店員さんに横柄な態度取る人はダメ! 何、イキってんねんと(笑)」
ーーーそれは、男から見ても、カッコ悪いですねえ。今作の主要女性キャラ3人を実写化されるとしたら、誰がハマると思いますか?
「パンチの強いモブキャラに対抗するには、綺麗な女性3人がいいですよね。う~ん、上野樹里さん、夏帆さん、波留さんかなあ…」