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声優交代が受け入れられない…。素晴らしいハマり役

爆笑問題・田中裕二『モンスターズ・インク』(2001)

爆笑問題・田中裕二
爆笑問題田中裕二Getty Images

【作品内容】

子ども部屋のクローゼットを通じてアクセスできるモンスターの世界には、夜ごとに子どもたちを脅かすモンスターたちがいた。

サリーとマイクをはじめとしたモンスターたちは、子どもたちの悲鳴をエネルギー源として収集する仕事をしている。そんな中、モンスターの世界に人間の女の子・ブーが迷い込んでしまい、大騒動に発展する。

【注目ポイント】

『モンスターズ・インク』は、2001年に公開され爆発的な興行収入を記録。さらに翌年開催のアカデミー賞で4作品にノミネートされるなど、興行面でも批評面でも大きな成功を収めた作品だ。

今作でW主演を務めたのがサリー役のホンジャマカ・石塚英彦と、マイク役の爆笑問題・田中裕二。公開当時、巨体のサリーと小柄なマイクというキャラクターを体現したような配役が話題となった。

なかでもマイク役を演じた、田中裕二の上手さが際立っていた印象だ。実際レビューサイトでも彼の声を絶賛するコメントが多い。2021年に『モンスターズ・ワーク』で声優交代となった際には「田中じゃないと違和感がある」という声も多く聞かれた。

還暦を間近にして、漫才師として八面六臂の活躍をみせる田中だが、本作の他にも、映画『ゴジラvsコング』(2021)の重要キャラクターの吹き替えを担当するなど、数は決して多くないが、声の仕事でも存在感を発揮している。今後、声優としてより多くの作品に関わってほしいと願っているのは、筆者だけではないはずだ。

(文・ジュウ・ショ)

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