乃木坂次世代エースへの期待。今後のさらなる飛躍に期待
●遠藤さくら
乃木坂46の4期生。黒髪ストレートがよく似合う、儚げな雰囲気と透明感が持ち味のメンバー。
主な出演作品は、土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日系)、2023年ドラマ『トラックガール』(フジテレビ系)などがある。
4期生にして複数回センター経験者と、乃木坂46の次世代エースとして期待されているのが遠藤だ。その勢いは留まるところを知らず、前述の山下に続く形で、NHK連続テレビ小説『らんまん』(2023)に出演し、朝ドラへの参加を果たした。
『らんまん』での遠藤は、主人公夫婦の娘の千歳役を演じている。千歳役の幼少期は子役が演じているので、成長後の遠藤が演じる千歳が出てくるのは『らんまん』全体で見れば僅かだ。しかし、遠藤はその中でも鮮烈な印象を残している。
特に結婚式のシーンが圧巻で、豪奢な着物を可憐に着こなしている姿が美しい。大正初期の時代設定なので、髪型も髷を結っているのだが、アイドルのヘアメイクとはまったく異なる日本髪でもはっきりと分かる遠藤の透明感に目を奪われる。
その一方で、ドラマ『トラックガール』では初主演を果たしている。こちらは千歳役とは真逆の、女性トラック運転手の鞍手じゅんという役だ。あの清純派の遠藤がワイルドなトラック運転手と言われると想像がつかないが、いざ見てみるとしっくりくる演技力に驚くだろう。
既存のイメージを破壊し、新たなイメージを生み出していくことも厭わない。どんどん進化していく成長めざましい遠藤の今後にも目が離せない。