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高い解像度での鑑賞を可能にした
日亜化学工業のレーザーダイオード技術

プロジェクター
映画の投影に用いられるプロジェクターGetty Images画像はイメージです

直近で受賞したのは、映画館で映画を上映する際に使われるプロジェクターに搭載されたレーザーを開発した日亜化学工業だ。 プロジェクターは光の三原色である赤、青、緑を組み合わせて色を作っているが、日亜化学工業は青色と緑色の光を出すレーザーダイオード技術を開発した。

この技術を楽しめるのはどの映画館なのか、どの作品で恩恵を受けているのか、と気になるかもしれないが、2016年頃からレーザー光のプロジェクターが急速に普及し始めたので、我々は当たり前のように楽しんでいるはずだ。

普及が早かった理由は、それまで一般的だったランプ光源のプロジェクターのデメリットをほぼほぼカバーしていたからだ。例えば、寿命が長く運用コストを削減できることや、メンテナンスコストが低いといった予算的メリットが高い。また、高画質かつ大画面でもくっきりはっきり見えるといった点が高く評価された。デメリットがあるとすれば、金額だ。だが、長期的に使うのなら初期投資する価値はあるだろう。

なお、日亜化学工業のレーザーを搭載したプロジェクターは家庭用も展開されている。劇場クオリティを家庭でも楽しみたい方は、レーザープロジェクターの世界的メーカーであるJMGOのサイトをのぞいてみるといいだろう。

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