『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008)
上映時間:115分
製作国:スウェーデン
監督:トーマス・アルフレッドソン
脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
キャスト:カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナー、ヘンリック・ダール、カーリン・バーグクィスト、ペーテル・カールベリ、イカ・ノード、ミカエル・ラーム、カール・ロバート・リンドグレーン
【作品内容】
内気な12歳の少年オスカーは、隣の家に引っ越してきたミステリアスな少女エリに恋をする。時を同じくして、被害者が喉を切り裂かれ血を抜かれるという凄惨な殺人事件が起こる。エリの正体を知ったオスカーの、哀しくも美しいラブストーリー。
ヨン・アイビデ・リンドクビスト原作の小説『モールス』をトーマス・アルフレッドソン監督により映画化したファンタジックホラー。2008年のトライベッカ国際映画祭最優秀作品賞ほか、多数の賞を受賞している。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
主人公は、いじめに苦しむ繊細な少年。そんな彼がある日、隣に引っ越してきた少女に恋をする。一方、街では不可解な事件が頻発。そして少女の正体がヴァンパイアである事を知る…。といった内容となっている。
今作の舞台は冬。少年役のカーレ・ヘーデブラントは透明感のある美しい少年であり、非常に絵になり、その儚くも罪深い子供の恋愛感情も相まって、暗い作品だが芸術的。全シーンを通してカーレが美しく、彼の容姿を観ているだけで目を奪われる作品となっている。
それだけではなく内容もどこか歪な恋愛感情とヴァンパイアの性(サガ)、そして不老不死のヴァンパイアと人の寿命の違いなど、テーマも冬という季節によくマッチする、切ないものになっている。必見!