映画産業全体の危機を救った救世主の稼ぐ力は健在
トム・クルーズ
2023年に得た出演料:約4,500万ドル(約66.5億円)
緊迫感あふれる演技と大胆なスタントワークで、40年近くに渡りハリウッドのトップに君臨。一般の映画ファンのみならず、多くの同業者からも尊敬を集めるトム・クルーズは、映画業界で最も高給取りの俳優の1人だ。
近年のトム・クルーズといえば、1980年代を代表するアクション映画の続編で、2022年屈指のヒット作となった映画『トップガン マーヴェリック』で見せた貫禄の芝居が印象深い。勢いそのままに、2023年は、これまた代表作である『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作(『デッドレコニング PART ONE』)に出演。同作は全世界で5億6,700万ドル(約882億円)を超える興行収入を記録。還暦を超えてもなお、「映画を稼がせる力」が健在であることを世界中に知らしめた。
2024年1月には、パラマウントをはじめ他のスタジオでの仕事を継続しながら、米エンターテインメント企業の最大手、ワーナー・ブラザース社と新たに契約を結んだというニュースが報じられた。2024年6月現在、具体的なプロジェクトは明らかになっていないが、話題を集めるのは必至。
公開前には一部で爆死を懸念する声もあった『トップガン マーヴェリック』を大成功に導き、コロナ禍にあえぐ映画産業全体の救世主となったトム・クルーズ。今後も高収入俳優の上位に位置し続けるだろう。