高架下・高架上における車・電車のせめぎ合いのシーンが最高!
『フレンチ・コネクション』(1971)
【まずは、作品紹介】
原作はロビン・ムーアによる同名のノンフィクション小説。1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード(エディ)・イーガンとサルヴァトーレ(ソニー)・グロッソが、フランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデルとなっている。監督を務めたのは『エクソシスト』で知られるウィリアム・フリードキン。主演のジーン・ハックマンは本作でアカデミー最優秀主演男優賞を獲得した。
―――最後にチョイスしていただいたのは、ジーン・ハックマン主演のアクション映画の名作です。
「19 歳の時、レンタルビデオ店でバイトしていた際に借りて観ました。当時、一番共感できた映画だったかもしれません。何が共感できたって、免許取り立ての僕が、コストコの帰りに『フレンチ・コネクション』のシーンにあるような高架下の道を、よく車で走ってたんですよ。高架上には電車が走っていて、映画のような車と電車のチェイスを体感していました。そこを通って、地元に帰ってくる感じがたまらなかったんですよね(笑)」
―――アハハ! やはり、地元がオーバーラップしてくるわけですか。
「ええ。そんな稀有な体験をさせてくれただけで好きな作品と言えます!もちろん、内容も大好きですよ~」
―――(笑)。まこちん先生は、ご自身で映画を撮るとしたら、どんな作品にしたいですか?
「『グーニーズ2』を撮りたいですね(笑)。でも、大人になった彼らの姿は、ブルーレイ版に収録されているアザーストーリーで観ることができるんですよ。なんか、みんなちゃんとした大人になっていて。だから、そことはまた違う時系列の話にしたいですね。あと、漫画は基本的に1人で作る孤独な作業なので、色んな人々が関わり、みんなで創作する映画の世界には本当に憧れがありまして。『THE3名様』が映像化・映画化された時に、撮影現場に見学に行った際には、なおさら思いましたね~」
その後、映画5本分だけでは話は尽きず、「『となりのトトロ』(1988)は親になってから観ると、泣け過ぎて観れない!『ギャラクシー・クエスト』(1999)は、やはりくだらなすぎて好き。基本的に、バカが溢れていて、爆発でも起こっていれば、僕にとっては90点!」…などなど、縦横無尽に語っていただいた。まこちん先生が映画を監督された暁には、映画チャンネルは全力で特集を組ませていただきます!
(文・ZAKKY)
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