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ハラハラする展開…何が面白い? ドラマ『トリリオンゲーム』徹底考察。目黒蓮の演技のスゴさとは? 【推し!movies】

text by 柚月裕実

ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)が最終章に差し掛かっている。主演を務めるのは、Snow Manの目黒蓮。今回は、ストーリーの内容を踏まえながら目黒の演技についてフォーカスして、本作の魅力をひも解いていく。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:柚月裕実】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

襟足長めの目黒蓮が
コミュニケーション能力を武器にのし上がる

イラスト:大窪史乃
イラスト大窪史乃

目黒蓮が演じる主人公・ハルはハッタリと野心と類まれなるコミュニケーション能力が武器。ハルの中学の同級生で、パソコンオタクのガクを佐野隼人が演じる。ハルとは対照的に控えめな性格のガクがタッグを組み、自分のわがままを貫くためにトリリオンゲーム社を立ち上げ、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を目指してロードマップを駆け上がる。

共演は、艶やかな衣装が印象的な「ドラゴンバンク」の取締役・黒龍キリカ(桐姫)役の今田美桜。トリリオンゲーム社に入社し、社長となる高橋凜々役に福本莉子。ハルとガクの能力を見込んで投資をした祁答院ベンチャーキャピタルの社長・祁答院一輝役に吉川晃司。 桐姫の父で「ドラゴンバンク」を一代で築き上げたカリスマ経営者・黒龍一真役に國村隼と若手とベテランの共演も見どころだ。

目黒演じるハルは、原作を踏襲したのか襟足長めのヘアスタイル。表情豊かにライトなテンションで、登場人物の心にすっと、時にはズバッと入り込むコミュニケーション能力が武器だ。一方、黒ぶちメガネで地味目な印象のガク。控えめではあるものの確かな技術を持つ。そんな凸凹とも言える、2人の同級生コンビがそれぞれの武器を活かして世を渡っていく。

第2章「ソーシャルゲーム事業編」からは、原嘉孝、 安斉星来、前野朋哉、小平大智の4人のキャストが加わり、事業をさらに拡大した。ドラゴンバンクの買収を目論むハルとガク、そんな2人を手に入れたい桐姫の構図を起点に様々な一手が打たれる。

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