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ハッピーエンドを迎えることができるのか…?

『あのクズを殴ってやりたいんだ』第9話 ©TBS
『あのクズを殴ってやりたいんだ』第9話 ©TBS

「たとえ、自分自身や誰かのことを許せなかったとしても、それでも進まなくちゃならないんだ。立ち上がらなくちゃいけないんだよ」

 羽根木(渡部篤郎)にそう言われても、「俺にはできません」と拒否してしまった海里。ほこ美に会うために病院まで行ったのも、お別れの挨拶のつもりだったのだろうか。

 だとするならば、「これからも、ほっこーのそばにいて守ってくれますように」と言いながら、ほこ美の首にネックレスをつけるのはズルすぎる。こんなことをされたら、ネックレスを見るたびに海里を思い出してしまうだろうし、永遠に海里から離れられなくなってしまう…。

 ほこ美を抱きしめた瞬間、海里の瞳にはまだかすかな光が残っていた。しかし、病室を去ったあとの海里は、月が消えてしまった夜空のように、ただただ暗いだけ。

 7年前の事故から、ずっと光を探し続けて、でも自分は光ってはいけないと思っていた海里。そんな彼が、底抜けに明るく前向きなほこ美に出会ったことで、ようやく輝けるようになってきたのに…。

 次週放送の最終回、ハッピーエンドを迎えることができるのか…? と不安になってしまうほど、不穏な空気が漂っている『あのクズ』。最後の最後まで、ほこ美と海里の恋を全力応援していきたいと思う。

 きっと、ほこ美の存在が、海里がふたたび前を向くきっかけになってくれるはずだから。

(文・菜本かな)

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【了】

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