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麻生久美子“愛子”が能面に…! NHK朝ドラ『おむすび』非難が集中した北村有起哉“聖人”の言ってはいけない一言とは?

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第58話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

絡み合う3つのトピック

連続テレビ小説『おむすび』第12週 第58話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第12週 第58話 ©NHK

 翔也(佐野勇斗)から「大事な話がある」と言われた結(橋本環奈)だったが、そんなタイミングで陽太(菅生新樹)が訪ねてくる。

 結に米田家に連れてこられた陽太は、愛子(麻生久美子)にホームページの作り方を訊かれる。しかし聖人(北村有起哉)は必要ないと突っぱねる。

 翌日、結が調理場で原口(荻原利久)とレシピの見直しをしていると、立川(三宅弘城)が現れ、釘を刺される。帰宅した結はさっそく家族に愚痴を言うと、またもや意見が割れた愛子と聖人の夫婦喧嘩が勃発。言い合いの末、愛子は能面のような顔をして席を立つ。

 翌朝。愛子は書き置きを残して家出。聖人はヘアサロンヨネダに来ていた商店街の面々に夫婦喧嘩の内容に言及されると、皆一様に聖人に非があると責める。

 一方、翔也は1人怪我のことで悩んでいた…。

 結の職場でのいざこざ、聖人と愛子の夫婦喧嘩、翔也の怪我…と3つのトピックが絡み合うように展開した『おむすび』第12週。目まぐるしく変わる状況に朝から感情を大きく揺さぶられる。

 Xに投稿された感想を見ていこう。

「職場で自分にしかできない仕事を作ってはダメだと思う。」「結が勝手に書いた自分の料理レシピにコメントがつけられているのを見た立川。ここから話が大きく動き出しそうな気がする。」など、期待と不安が入り混じった感想が見られた。

 次に、夫婦喧嘩の末に家出してしまった愛子と、失言を認められない聖人への意見を見ていこう。

「『俺の店』って言うけど、愛子さんの意見も聞いてあげてほしい」「ストライキされて、ようやく気づくかな。」「愛子は激怒すると敬語になるタイプか。」「愛子さんが出ていった先が温泉宿なのめっちゃいいな。」「能面愛子さん知ってるってことは、結は過去に見たことあるのかな。」など、愛子の肩を持つ意見が多く見られた。

 さらに、怪我の悩みを1人で抱え込む翔也にも同情の声が寄せられた。

「翔也は二度と野球ができなくなるかもしれないことが怖い。その気持ちもよくわかるな。」「名医と出逢いますように」「四ツ木翔也が自分だけでなく、結はもちろん、幸太郎の将来まで気にしていることは間違いないと思う。」「肩壊してプロ断念よくある話だからなあ。心配ですね」と、翔也の気持ちに寄り添う意見が目立つ。

 “働くこと”で対立してしまう人々や、夢を叶える直前でそれが叶わなくなりそうな描写がリアルな『おむすび』だが、裏を返せば、登場人物は全員自分の仕事にプライドを持っている。だからこそ、視聴者の心を掴む内容になっているのではないだろうか。

 明日以降、全ての出来事が丸く収まってほしいと祈るばかりだ。

(文・野原まりこ)

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【了】

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