警察内部にはびこる「HIDE & SEEK」の思想
どんな理由であれ、人を殺すなんて絶対にあってはならない。しかし、飛鷹の大勢の人を救いたい気持ちは信じられると語る倫子(白石麻衣)には、善悪では推し量れない複雑な感情が垣間見えた。「オクラ」は一丸となって、テロ計画の阻止に乗り出すことになる。
その頃、飛鷹はテロを止めるカギとなる加勢のチップのパスワードが“2010 11 13”だと知る。その数字は奇しくも飛鷹、加勢、結城(平山祐介)の3人が“正義”を誓った日だった。
爆弾は、吉岡(前田旺志郎)の母校である橘東高等学校、祈里(青木さやか)が夫を亡くした東京シンフォニーホール、そして警視庁と、いずれも「オクラ」にゆかりのある場所に隠されていた。
メンバーは散り散りになって爆弾を探すが、仲間であるはずの警察官に銃口を向けられ危機的状況に陥る。不破の同期である志熊(有澤樟太郎)も爆弾の解除を妨害する1人で、「HIDE & SEEK」の思想が警察内部にはびこっていることが明らかになった。