飛鷹と不破の見事な連携プレー

『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』最終話 ©フジテレビ
『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』最終話 ©フジテレビ

 後半では、愁(観月ありさ)を狙撃した人物、そして首都爆破テロを目論む真犯人が「オクラ」室長の幾多(橋本じゅん)であると発覚する。目的は、“国の秩序を守るため”。時効制度を撤廃させるため、わざと未解決事件を増やして時効を乱立させたこともあった。今回のテロ事件も国民に防衛費増額の法改正を支持させるため、身をもってテロの脅威を知らしめようとしていたのだ。

「未来を見据えて多くの命を救う」一見正義にもみえるがそれには多くの犠牲が必要であり、飛鷹の言うように自分を正当化したいだけの偽の正義でしかない。罪を罪と思えるか否か。幾多自身も過ちに気づいているのかもしれないが、引き返すにはあまりにも闇に染まりすぎてしまったのだろう。

 窮地に陥る飛鷹を助けに来たのは、バディの不破だった。連係プレーで「オクラ」内にあった爆弾の解除に成功するが、それとは別に不破には果たさなければならないことがあった。

 第2話で放った「あなたが自分の正義に背いたその時は 容赦なく引き金を引く」の言葉を回収するように、不破は飛鷹の身体に銃弾を撃ち込むのだったー。

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