ついに、高橋さんが「宇宙人」だと告白
奥田がインタビューを快諾すると、さらに厄介なことに、由美は“小野寺くん宇宙人説”をさもみんなが言っていることのようにインタビューで話してしまう。「わたしたちの間で」と言うけれど、清美たちが強く否定しなかっただけで、それを言っているのは由美だけ。由美は、エゴが強い。
このままではまずいと思った清美や高橋さん(角田晃広)は、自分たちのインタビューでもんぶらんやガンプラの話をするけれど、岸本はちっとも興味を示さない。それはそうだろう、ネタとして、宇宙人なんて絶対面白い。『夜ふかし』でやっていたら、ちょっとしたバズを起こしそうだ。
とはいえ、これではさすがに小野寺が可哀想すぎるということで、清美は高橋さんに、由美と奥田には高橋さんが宇宙人であることを言うべきだと進言。口が軽そうな由美に言うのはどうなんだろうかと思いつつも、この状況を収めるにはそれしか方法がなさそうではある。
まずは奥田に、渋々話す高橋さん。この角田晃広と田中直樹のやりとりは絶品だったので、もしまだ映像を観ていない人がいたらぜひ観てほしい。「実はわたし、宇宙人なんですね」というときの高橋さんの表情と、数秒フリーズする奥田。
「どういう意味?」と言いながらもなんとか理解しようとして、高橋さんとは絶対に目は合わないのに、奥田の眼球はせわしなく動く。まるで完璧なセットのなかで繰り広げられる、リアリティ満載のコントのよう。
10円玉を曲げて見せ、なんとなく半信半疑の奥田に高速反復横跳びも披露する高橋さんは、説得するためというのもあるけれど、どこかで信じてもらいたくなっている様子だった。これこれ、高橋さんのこういうところが憎めない。