緊急事態宣言発令…。コロナ禍をリアルに描くNHK朝ドラ『おむすび』北村有起哉“聖人”がリモートで感じたもどかしさとは?

text by 野原まりこ

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第112話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

リモート通話のもどかしさとは?

連続テレビ小説『おむすび』第23週 第112話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第23週 第112話 ©NHK

 結(橋本環奈)が働く病院でも、新型コロナウイルス感染者の受け入れが開始する。感染リスクを避けるため、一般病棟患者との接触も少なくなった。そんな中、糸島にいる愛子(麻生久美子)と佳代(宮崎美子)とリモート通話が繋がる。しかし、電波が不安定で画面がフリーズしてしまい、聖人(北村有起哉)はもどかしさを感じたのだった。

 そうして、緊急事態宣言が発令された。

 一方、歩(仲里依紗)はイベントで販売しようと大量に発注した服の在庫のネット販売を開始する。

 劇中で緊急事態宣言が発令され、街中から人がいなくなった描写が映し出された。先の見えない不安がありありと感じられる回となった。ここでXに寄せられた視聴者の反応を見ていこう。

「結や病院の仕事、リモートの不安定さ、街に人がいなくなること。淡々と、でも丁寧に描いているからこそ心がぎゅっとしてくる。」「ここまでコロナ禍を鮮明かつ攻めて描くドラマは初めてでは?」「画面越しでの気持ちの伝わらなさ、わかるな〜」「やはり気の重い話題だとは思うけど、記憶が新しいうちに描いてくれるのは良いことだと思う。」

 時代を語る上で避けては通れない話題となった新型コロナウイルスのパンデミック。結は、現実をどう乗り越えていくのか。今後も見守っていきたい。

(文・野原まりこ)

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【了】

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