堂島(佐藤浩市)が指令管制員を辞める意向

『119 エマージェンシーコール』第8話 ©フジテレビ
『119 エマージェンシーコール』第8話 ©フジテレビ

 小夏が声を取り戻した一方で、堂島(佐藤浩市)は咽頭がんにより声を失う可能性があった。副台につくことになった雪を一人前にした頃には、指令管制員を辞める意向だ。

 そんななか、「ウォーキング途中で倒れた男性」の通報が気になった雪は、現場に赴く。勾配のきつい坂では救急車が走れず、加えて170㎏ほどの体重がある男性は隊員3人がかりでも運べなかった。

 横浜は坂が多い地形であること、通報中の「痩せないと」の言葉で男性の体格に気づかねばならなかったこと…後悔と反省が雪の頭のなかを駆け巡る。臨機応変な受け答えをするには、ある程度の知識、そして豊富な想像力が必要。指令管制員の仕事の難しさを、改めて痛感させられてしまう。

 しかし、後悔をしているのは雪だけではないのかもしれない。コールを受けた兼下(瀬戸康史)も、雪を指導する堂島も、そして現場の救急隊員たちも、同じ気持ちを抱えていた。

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