1カットで撮影をしたアクション満載の潜入シーン
間宮祥太朗が見せた“宇崎凌”
第3話で宇崎と伊野尾が真相を掴むために潜入する船舶シーンは、実際の海に停泊している漁船を使っての撮影でした。実際に携帯電話の電波も届かない僻地でのナイター撮影で、黒ずくめの人間たちがトンネルを入っていくシーンなどもあり、撮影現場にも劇中さながらの緊張感と恐怖感がありました。
これは余談ですが、ナイター撮影をしている間に潮の満ち引きで海面の水位が変わっていってしまい、船から地上までの高さが想像以上に高くなってしまったりと、自然の中で撮影する難しさを実感しました。
また第3話で忘れていけないのは、宇崎たちが船でたどり着いた半島エリアで起こる1カットの潜入シーン。第3話の脚本を書いている段階から、監督の山口健人さんが「このシーンは1カットでやったら面白いと思うんですよね」と話していて、このシーンの宇崎や伊野尾のセリフや動きも、1カットで撮影することを想定して調整していきました。
アクションや人の動き、カメラワークなど綿密なリハーサルを重ねながら、ハードな環境での一発撮りアクションに挑んでくれた間宮さんの姿を見て、劇中の宇崎の魂が乗り移っているなと感じました。