ますます高まる「真鶴犯人説」
そんな秋津に協力してもらい、ようやく防犯カメラの映像を見ることができた鷹央と小鳥遊。映像には、湯浅が見えない何者かと争っている姿、彼が死ぬ間際に真鶴に筋弛緩剤を打とうとする様子が映っていたーー。
真鶴は麻酔から目覚めたとき意識が混乱していた。そのとき、顔をのぞきこんだ湯浅が目に入ったのではないか。別の男性との結婚を控え、潜在的に湯浅を疎ましく思っていた彼女が、無意識に近くにあったものをつかんで振り回した。それがメスだったのではないか。
人間は命の危機に瀕したとき、自分を襲って来た者に反撃する行動を起こすことがある。湯浅が筋弛緩剤を手にしたことを鑑みると……。状況的に鷹央は「犯人は姉ちゃんだ」とつぶやく。
ここで第3話が終了。1、2話と「1話完結」だったため油断していたが、事件解決は次週に持ち越しとなった。