タイトルの意味は? 堺雅人の正体はまさかの…? ドラマ『VIVANT』前半戦の謎を徹底考察&1〜5話あらすじ解説
TBS系ドラマ『VIVANT』。民法ドラマとしては規格外のスケールで怒涛の展開を見せた“誤送金編”が終了し、いよいよ物語の核心に迫る“宿命編”が開始。今回は、ドラマ後半戦に向けて、5話までの内容を振り返る。全話観た人も見落としたところが無いかいま一度思い出してみよう。【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
いきなり映画並みのスケールで始まった第1話
巨額の誤送金トラブルに見舞われた堺雅人の顛末は?
冒頭、広大な砂漠を歩く主人公の乃木憂助(堺雅人)は、もう一人の堺雅人に叱咤される。乃木は力尽きて倒れて、砂漠の山を転がっていく。
遡ること数日。丸菱商事の商社マンである乃木は、バルカ共和国の太陽エネルギー事業会社「GFL社」と太陽エネルギー事業を進める中、1千万ドル(約14億円)をGFL社に振り込むが、なぜか1億ドル(約140億円)が振り込まれていた。
すぐにシステムエラーが疑われるが、エラーは見当たらないとのこと。乃木は9千万ドルを取り返すためにすぐバルカ共和国へ向かう。しかしGFL社のアリ・カーン(山中崇)には返金してもらえず、会社では乃木がわざと誤送金したのではと疑われることになる。
乃木はCIAに勤める友人のサムに情報をもらい、アリが1億ドルをダイヤモンドに変えて運び出し、それにザイールという男が関わっていると知る。
乃木はタクシー運転手に騙され、砂漠の中で独りぼっちにされたところ、現地のアディエルとジャミーン親子に助けてもらい、乃木は何とかアマン建設のアル=ザイールの元にたどり着く。
ところが、ザイールは「お前がヴィヴァンか?」と乃木に問い、ザイールは体に巻きつけられた爆弾を爆発させる。乃木は間一髪、野崎守(阿部寛)という男に助けられるが、アディエルは亡くなってしまう。
野崎は乃木を匿い、病院の医師・柚木薫(二階堂ふみ)に治療を依頼するが、地元警察に見つかり、3人とも捕まってしまう。
しかし野崎の仲間であるドラム(富栄ドラム)の助けにより脱出に成功する。見つかったら捕まってしまうため、治外法権が認められる大使館を目指すことに。道中、派手なカーチェイスや、警察犬から逃れるために汲み取り式便所の下に入り込んだり、遊牧民に紛れて逃げるなど、過酷な逃亡劇が続く。
そして大使館の目前。野崎は自ら運転手となり、ダンプカーで大使館の前を中央突破。野崎は何台ものパトカーを突き飛ばし、3人は何とか大使館の中へ逃げ込みことに成功する。
実は野崎は警視庁公安部の人間で、乃木がずっとザイールの仲間だと思いマークしていた。乃木は、自分に情報をくれたのはCIAだと説明。そしてザイールに「お前はVIVANT(ヴィヴァン)か?」と聞かれたと答える。
柚木は「ヴィヴァン」とは「生き生きとした」という意味だと説明するが、乃木と野崎はどういう意味なのか分からなかった。