謎が深まる第2話
「VIVANT」=「BEPPAN」?
大使館にたどり着いた乃木の元に、現地の外務大臣と現地警察官のチンギス(バルスルハグヴア・バトボルド)がやってくる。外務大臣は身柄を引き渡すよう要求するが、大使の西岡英子(檀れい)は申し出を拒絶する。
野崎はザイールのバックに謎の組織があり、丸菱商事の誰かを使って誤送金を起こさせたと推測する。その組織は世界の諜報機関から「テント」と呼ばれており、犯行声明もなく本当に謎の組織だと野崎は乃木に伝える。
そして野崎は現地警備員の話から、「VIVANT」が「BEPPAN」、つまり「別班」のことだと考える。その後、乃木たちは、大使館から秘密の地下トンネルを使って外に脱出。しかし出口にはチンギスたちが待ち構えており、野崎は脱出情報が漏れていることに気づく。
裏切り者は、大使の西岡だったのだ。西岡はバルカ共和国政府に弱腰で、外務大臣と実は繋がっていたのだった。乃木らはドラムや職員の協力を得て、無事に大使館の外へ。そしてモンゴルとの国境へと向かう。
しかし柚木は、病院から抜け出したジャミーンに会いに行くと言い出す。無事、ジャミーンに会えたものの、ジャミーンは脱水症状で危険な状態に。薫は亡くなったジャミーンの父のアディエルと婚約しており、「ジャミーンを必ず守る」と訴える。
野崎ら3人とドラムは5日間ジャミーンの看病に徹する。ジャミーンは目を覚まし、野崎は唯一警備されていない死の砂漠と呼ばれる「アド砂漠」をラクダに乗って7日間移動し、国境を越えることに。
砂漠越えの前夜。「別班」とは、自衛隊の陰の諜報部隊であり、政府非公認の組織で、超一流の人材が集まっていると野崎は乃木と薫に伝える。こうしてジャミーンは日本に向かい、柚木、乃木、野崎とドラムは砂漠に向かった。
しかしその道中、乃木が後ろを振り返ると、柚木がいないことに気づく…。