井浦新「1つひとつのシーンが刺激的」
丘陵セントラル病院の看護師長で、病院内のいかなるリスクもミスも許さない“安全の鬼”津幡玲子を演じる吉瀬美智子は、原作キャラクターと同様に一つに束ねたヘアスタイルで登場。「いつもは撮影ギリギリにオファーをいただくことが多いんですが、今回は時間があったので、髪を伸ばして見た目を原作に寄せています」と役作りについて明かした。
ミヤビの主治医で関東医大病院の脳外科教授・大迫紘一を演じるのは井浦新。千葉以外の主要メンバーとは初共演となるが、「ここにいらっしゃる皆さんはドラマや映画はもちろん、音楽の分野でも第一線で活動している方々なので、一つひとつのシーンが刺激的です」とコメントした。
同じく関東医大病院の脳外科医で、一見すると物腰穏やかな好青年だが、上昇志向が強く本音が見えない綾野楓を岡山天音が演じる。そんな綾野の婚約者で、西島医療グループの最高権力者の娘・西島麻衣を演じるのは、元乃木坂46の生田絵梨花だ。
2人は昨年放送されたドラマ『こっち向いてよ向井くん』(2023、日本テレビ系)以来の共演となる。役の上では、愛のない政略結婚をする2人だが、撮影以外ではプロデューサーも交えながらお芝居について話し合っているそうで、岡山は「生田さんは色んなフィールドでお仕事をされている方なので、お話を聞いていて楽しいです」と語った。
そんな岡山と生田は2人だけの撮影シーンが多いが、最初の撮影には杉咲も見学に訪れたそう。岡山は当時の心境について「隅っこの方に杉咲花さんぽい人がいて、一気に芝居が硬くなりました(笑)」と振り返る。
それを受け、杉咲が「声かけるのは恥ずかしいので、そっと見てそっと帰ろうと思ってたらバレてました。圧力かけちゃったみたいですみません(笑)」と謝罪すると、岡山は「一番ハードなポジションなのに、その中でお休みにあて替える時間を僕らのシーンに顔を出しに来てくださって嬉しかったですし、色んな現場これまで経験させていただきましたけど、そんなことは初めて。まずそこで座長パンチを食らったというか、本当に魅力的な方だなと思いました」と杉咲の座長としての生き様を明かした。