道長の兄弟家族
道長の父/右大臣
藤原 兼家(ふじわらのかねいえ)※故人
(演:段田 安則)
道長の父。藤原氏の中でも、名門中の名門。権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策する。いずれは天皇の外祖父となり、栄華を息子らに継がせようと作戦を練る。
道長の母
時姫(ときひめ)※故人
(演:三石 琴乃)
道長の母。兼家の嫡妻。出世街道を突き進む夫を支えつつ、とりわけ三兄弟の行く末を思い、見守っている。
道長の長兄
藤原 道隆(ふじわらのみちたか)
(演:井浦 新)
道長の長兄。兼家の嫡男。才色ともに優れており、上品さ、明るさをも兼ね備えた、申し分のない跡継ぎ。権力を弟たちではなく、息子に継がせようと試みる。
道長の次兄
藤原 道兼(ふじわらのみちかね)
(演:玉置 玲央)
道長の次兄。兄の道隆にすべてがかなわず、父の愛情に飢えている。その苛立(いらだ)ちの矛先が道長に向くことも。まひろ(紫式部)との間には、ある因縁が。
道長の姉
藤原 詮子(ふじわらのあきこ)
(演:吉田 羊)
道長の姉。円融天皇に入内(じゅだい)し、父の望みどおり皇子をもうける。その懐仁親王(やすひとしんのう/のちの一条天皇)を溺愛、成人しても常に寄り添い、次第に宮廷での勢力を増していく。
六十六代
一条天皇(いちじょうてんのう)
(演:塩野 瑛久)
66代天皇。道長の甥(おい)で、幼くして即位した。入内(じゅだい)した道隆の長女・定子を寵愛(ちょうあい)するが、のちに道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。
道隆の嫡妻
高階 貴子(たかしなのたかこ)
(演:板谷 由夏)
藤原道隆の嫡妻。宮仕えの経験があり、はきはきした知的な女性。道隆のあとを継ぐ息子たち、そして天皇への入内(じゅだい)が見込まれる娘の定子(さだこ)の教育に力を入れる。
道隆の嫡男
藤原 伊周(ふじわらのこれちか)
(演:三浦 翔平)
道隆の嫡男。才色兼備の自信家の青年。若くして、父の引き立てによりスピード出世を果たす。父亡きあとは、妹の定子への一条天皇の寵愛(ちょうあい)を頼りに、道長と火花を散らすライバルとなる。
道隆の長女
藤原 定子(ふじわらのさだこ)
(演:高畑 充希)
道隆の長女。一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、年下の一条天皇に入内(じゅだい)する。清少納言らが集う、才気にあふれたサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃(きさき)となるが、悲運に見舞われる。
藤原道隆の次男
藤原 隆家(ふじわらのたかいえ)
(演:竜星 涼)
道長の甥(おい)で、伊周、定子の弟。父の道隆の死後、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達(かったつ)な性格で乗りこえていく。のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)と対じすることに。
道綱の母
藤原 寧子(ふじわらのやすこ)
(演:財前 直見)
藤原兼家の妾(しょう)。一人息子の道綱を溺愛している。和歌にたけており、兼家との日々を『蜻蛉日記(かげろうにっき)』として残した、才色兼備の女性。まひろ(紫式部)も幼いころから、『蜻蛉日記』を読みこんでいる。
道長の異母兄
藤原 道綱(ふじわらのみちつな)
(演:上地 雄輔)
道長の異腹の兄。知性豊かな母を持つが、本人は一向に才に恵まれず、父の兼家からは、嫡妻の息子たちより格段に軽く扱われている。性格は明るくお人よしで、憎めないところもある。