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赤裸々に描かれる更年期の悩み

『団地のふたり』第6話 ©NHK
『団地のふたり』第6話 ©NHK

 その2は「女性ホルモンの話題」が登場したこと。第6回の放送で、団地内の父子家庭の住人の娘が、そろそろ初潮を迎えそうだという。母の代わりに娘へ、生理のことを教えるなっちゃん。対するように更年期真っ只中、そろそろ閉経も視野にあるふたり。

「毎月、毎月、産む準備をしてきたのに結局、こんなところにたどり着いてしまった。しかも更年期という悩みを抱えて」
ぼやくノエチ。

「まあいいんじゃない、そういう人がいても」
そう返す、なっちゃん。

「親不孝、しちゃったかな」
なんだか解せない、ノエチ。

 やっと最近、生理のことは企業内でも話題にするようになったけれど、更年期に関してはまだまだ。誰にも話せず、未病のような不調状態に悩んでいる女性は多い。

 この手の話題、民放局のドラマではデリケートなテーマなのか、あまり目にしない。ただ最近、NHKドラマでは『生理のおじさんとその娘』(2023 年)、『虎に翼』(2024年)などで、生理のことが取り上げられている。情報番組で「更年期が!」と取り上げられても、観る気が失せるけれど、ドラマならスッと脳内に内容が入ってくる。そして「ああ、私だけじゃないんだ」と励まされる。

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