明墨が使った”裏技”
明墨はなんと被害者の息子を第1回公判に証人として呼ぶという裏技に出る。「来るわけない」と高をくくっていた検察側は、これに激しく動揺。
被害者遺族でもある湊少年は、同僚弁護士の紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の質問に正直に答え、その言葉によって、検察側の証拠が次々と否定され、裁判員の心象は一気に逆転する。
明墨は、被害者遺族への接触、第一発見者の行動調査など、法律には反しないものの、“ルール無用”の調査を続ける。昼も夜もなく、24時間体制で動き続けているのだ。
その中で、第一発見者の尾形が怪しいと読んだ明墨らは、尾形に近付き、お酒を飲ませた上に、お金まで渡し、“貸し”を作る。第2回公判で証人に立った尾形だったが、明墨が作った巧妙な“無実ストーリー”に乗せられることになる。
尾形が難聴であることまで証明し、これによって、緋山と羽根木は口論していたという証拠も潰される。尾形は“話が違う”とばかりに検事の姫野(馬場徹)ら検察側の席に襲い掛かり、公判は中断を余儀なくされる。