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視聴率下落も面白さは健在…木村拓哉×天海祐希コンビ、無二の魅力とは? 『believe 君にかける橋』第3話考察レビュー

text by 寺島武志

木村拓哉主演のテレビ朝日開局65周年記念作品『Believe -君にかける橋-』(テレビ朝日系)が放送中。建設現場での事故によって実刑判決を受けた設計士の狩山陸が奮闘する希望と再生のヒューマンエンタメ。今回は、第3話のあらすじと本作の見どころを紹介する。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

狩山がついに脱獄!

木村拓哉
木村拓哉Getty Images

木村拓哉主演のドラマ『Believe -君にかける橋-』。第3話の視聴率は前回から0・5ポイント下げて、9・6%となったが、依然、今季の民放ドラマの中ではトップクラスの数字であることに変わりない。

自らが設計した「龍神大橋」建設を請け負っていた大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長であり、土木設計家の狩山陸(木村拓哉)。しかし建設途中、ケーブルの強度不足が原因で崩落事故を起こしてしまう。

社長の磯田の口車に乗せられる形で、設計ミスという“無実の罪”を被り、国立刑務所に服役していたものの、真実を明らかにし、さらには、ガンを患い、余命いくばくもない妻・玲子(天海祐希)のもとへ戻るために、狩山は、受刑者の小野(小野武彦)と野口(濱田龍臣)の協力も得て刑務所からの逃走を計画。

綿密かつ壮大な脱獄計画が実行される。野口が狩山を襲い、わざと重傷を負う。狩山は救急搬送され、外部の病院へ搬送される。しかし救急車には、狩山を目の敵とし、「自らの存在を反省せよ」という人格否定の言葉を吐き捨て、その行動を徹底マークし続けてきた鬼の刑務官・林(上川隆也)も乗り込んでいた。

受刑者の灰谷(一ノ瀬ワタル)を通じて、狩山の脱獄計画を知っていたのだ。

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