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衝撃すぎる結末…視聴者がぶち上がった竹内涼真のアクションとは? 『ブラックペアン シーズン2』第4話考察&感想レビュー

二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)が放送中だ。前作から6年後を舞台に、東城大学医学部付属病院に現れた、”悪魔”のような世界的天才外科医・天城雪彦の活躍を描く。今回は、第4話の物語を振り返るレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

天城vs医療AI・エルカノ

日曜劇場『ブラックぺアン シーズン2』第4話より©TBS
日曜劇場『ブラックぺアン シーズン2』第4話より©TBS

『ブラックペアン』第4話では、天城(二宮和也)が窮地に追い込まれた! 患者にダイレクトアナストモーシス以外の術式では命は助からないと言って高額な治療費を請求することが詐欺にあたるとして訴えを起こされようとしているのだ。

 市民団体とともに東城大に乗り込んできたのは、医療訴訟のエキスパートである弁護士の戸島(花總まり)。豊富な医療知識に基づき、天城の術式がいかに危険であるかを滔々と述べる。それを離れた場所で聞く、2人の天才医師=天城と佐伯(内野聖陽)がなんとも不気味だった。

 そもそもの回答期限まで時間があるにもかかわらず、アポなしでやって来て教授である佐伯が対応しないことに文句を言うというのは少々横暴な気もしたが、その後すぐに佐伯ら心臓外科の医師たちが早急な行動を起こしていたことから、これが病院にとってどれだけ危機的な状況かがよくわかる。だが、当の天城はどこ吹く風だ。

 戸島の話を聞く限り、彼女が目指したいのは平等な医療。たった1人の天才に依存し選ばれた人だけに治療の機会が与えられるのではなく、適正な価格でどんな人でも正しい医療を受けられることだ。

 これはシーズン1からの高階(小泉孝太郎)の理想と通じるところがある。でも、やはりそれには限界があった。高階が海外から持ち帰ったスナイプも、その後に帝華大が開発した国産ダーウィン=カエサルも、それだけでは人を救うことはできなかった。最後には“人”なのだ。

 もちろん、救われる人が1人でも多くなるに越したことはない。だけどもし、抜け道的に助かる方法があると知ったら? 莫大な治療費を請求されても、そこに賭けたいと思う人はどうしたって出てくる。

 佐伯式やダイレクトアナストモーシスのような、限られた人しかできない術式が必ずしも悪だとは思えない。それに、平易な術式だったとしても、そこに100%の保証はないのだ。

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