次回、ついに渡海が登場?
そして、天城が語った“医者のプライド”は、物語の後半にも繋がっていく。
新病院建設の費用を出資してもらうべく、天城は韓国で飲食店チェーンを経営する木崎(恵俊彰)の手術を行うことになる。木崎は、1話で天城が手術を担当したソヒョン(チェ・ジウ)が手放した店舗を安価で買い取った人物でもあった。
当然、木崎も手術を受けるために賭けを行うのだが、ここで不正が行われていたことを天城は見抜いていた。天城にとってこれは神への冒涜だ。騙されたフリをして木崎を東城大に入院させるも、ソヒョンと結託して手術直前に木崎の不正を暴く。
取り乱し、自殺を図ろうとする木崎に投げかけたのが、またしても天城の“医者のプライド”だ。
「思いつく限りの死に方を試したらいい。全部救ってやるよ。あんたもう死ねないんだよ」。
医療ドラマでありながら、手術シーンはなかった木崎。だが、命に対する天城の真摯な姿勢は、医療の何たるかを余すことなく表現していた。
今回、看護師長の藤野(神野三鈴)が天城のことを間違えて「渡海…」と呼びそうになったり(それはそうだろう、逆に他の人が間違えてる感じがないのが不思議)、佐伯(内野聖陽)がブラックペアンを手にしたりする場面があった。
また、天城の「全部救ってやるよ」は、渡海の「片っ端から救ってやるよ」に通じるものを感じるし、医療過誤についてのファイルを読んでいる姿も。
次週は五輪の影響で放送休止とのことだが、天城と渡海、2人の関係が明らかになる日も近いかもしれない。
(文・あまのさき)
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