避難要請に「どうせ何も起きない」と苦情の声
福島県北部で急激な悪天候による雪崩が発生、10名が遭難してしまう。内閣府直属の組織ながら各所から反発を受けているSDMだったが、晴原は迷うことなく出動することを選び、現場に急行した。どこか離れた安全な屋内で数字と向き合うだけがSDMの仕事ではないらしい。
現地で雲の動きや空気などからも直接情報を得て、二次災害の危険性がないか、要救助者がどのあたりにいる可能性があるかまで包括的に判断する。なんと責任の重い仕事だろう。
晴原は今後、現場近辺で猛吹雪が起こると予測、救助にかけられる時間は120分だと判断する。さらに、地形から山地以外の区域にも被害が拡大する可能性があるとして、半径15km圏内の人たちを避難させるよう行政に要請した。
当然、近隣住民たちは「大げさ」「どうせ何も起きない」「いつも天気予報は外れる」と不満顔。現場に設置されたSDMの指揮車両には、苦情の電話が鳴りやまない。
たしかに自分の身に置き換えて考えてみても、本当にそこまでする必要があるの? と文句を言ってしまいそうな気がする。大雪に備えた交通機関の計画運休も平日なら仕事に行かなくていいかも! と大歓迎となりそうだが、楽しいイベントの最中ならば受け入れがたい。身勝手だけれど、人はそんなものだろう。