最終月突入で波乱の展開も…？笠置シヅ子と黒澤明の知られざる関係とは？ NHK朝ドラ『ブギウギ』考察&感想レビュー

ついに最終月
最終回予想はあの国民的番組の大トリシーン！？

さて、いよいよ3月に突入。もう最終月ではないか……！最終回予定は3月29日だが、まだまだ笠置シヅ子の人生は波乱万丈。

3月4月からは服部良一と共に回ったハワイ興行のエピソードが描かれそうだがが、新たなキャストで気になるのが、吉柳咲良さんが演じる「水城アユミ」という若手歌手。

美空ひばりは、笠置シヅ子のカバーを多く歌い「ベビー笠置」「豆笠置」として注目を高めたが、シヅ子は歌うタイミングの問題で、ひばりにカバーを歌うことを数度却下し、トラブルになったことがある。この騒動は描かれるのだろうか。

もしかすると、江利チエミも笠置シヅ子のカバーを歌い有名だったので、水城アユミはひばりとチエミを集約した、スズ子を脅かす若き才能として登場するのかもしれない。
彼女たちの登場や「ブギ」から「マンボ」への流行の変化など、時代の波が押し寄せ、笠置シヅ子は43歳で歌手を引退。喜劇役者に転向している。

ただ「ブギウギ」ではそういった晩年まで描かず、「歌手・福来スズ子」で終わってほしい気がする。シヅ子は歌手廃業の1年前に出演した、1956年第7回紅白歌合戦では、「ヘイヘイブギー」で大トリを務めている。

個人的には、この再現シーンが最終回だと勝手に予想しているが、はてさて……。

（文・田中稲）

1 2 3 4 5 6