ホーム » 投稿 » ドラマ » “火10”枠らしいベタな展開も…他のドラマと一味違うワケ。ドラマ『Eye Love You』第1話考察&感想レビュー » Page 3

当て馬疑惑(?)の中川大志も黙っていない!

中川大志
中川大志Getty Images

第1話のラスト、侑里が社長を務めるチョコレートショップ「Dolce & Chocolat.」に、テオがインターン生としてやってきた。これまでは、デリバリーの配達員とお客の関係だったが、今後は上司と部下に。恋愛なんてしていたら、公私混同と言われかねない。とくに、ビジネスパートナーの花岡(中川大志)は、公私混同が大嫌い。侑里は、花岡にテオとの関係がバレないか気が気じゃないだろう。

相関図を見た時点では、花岡はいわゆる当て馬ポジションになるものだと思っていた。中川大志は、『花のち晴れ~花男Next Season~』(2018)以来、6年ぶりの“火10”枠凱旋。同作でも、ヒロインのお相手の最強のライバルを演じていたので、『Eye Love You』ではそれを超える当て馬っぷりを見せてくれるのではないか? と。

しかし、初回放送を観たかぎりでは、侑里に対する恋心はあまり感じられなかった。侑里のいいところも悪いところもすべてを理解してあげているが、それはあくまでビジネスパートナーとして。侑里が真尋(山下美月)が恋バナをしている姿を見ても、嫉妬している様子もなく、「興味がない」という表情をしていた。

ただ、それはこれまで侑里に男の影がなかったからかもしれない。テオと侑里が仲睦まじげにしていたら、嫉妬心から「これは恋なのか…?」と気づく可能性もある。若き社長と、インターン生と、ビジネスパートナーによる三角関係。恋愛ドラマのヒット作を多数送り出してきた“火10”枠らしいベタな展開に、心が躍る。
(文・菜本かな)

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