女同士の友情に涙
侑里との友情をどう継続していけばいいのか悩む真尋にアドバイスを送ったのが、花岡(中川大志)だ。「わたしが未来から来たって言ったら、どうしますか? 怖いって思っちゃいません?」と問いかける真尋に、「未来から来てもどこから来ても、俺にとって真尋は真尋」と返した花岡。
そして、真尋が作っていたチョコをパクッとつまみ食いをして去っていく姿を見て、「これは、惚れてしまうやつでは……」と思ったが、「Dolce & Chocolat.」の女性陣からまったく意識されていないのが面白い。
「どうせ、テオくんには話せてないんでしょ? 話さなくていいです。恋人と友達じゃ、ちがいます。だから、わたしが侑里さんを守ってあげます」
一生懸命に侑里に訴える真尋の涙に、わんわん泣かされた。侑里はきっと、テオに話していないことに罪悪感を抱いていたはず。いちばん信頼している友人に、「話さなくていいです」と言ってもらえたことで、肩の荷が降りたような気持ちになったのではないだろうか。
『Eye Love You』第7話では、後半のほとんど使って侑里と真尋の友情を描いていたが、それもそれでリアルだなぁと思った。人生には、恋愛以外にもさまざまな問題が起きる。今回の侑里のように、大事な友達を失いかけて恋愛どころではなくなってしまう……みたいな瞬間があってもいい。
今回は、王道ラブストーリーにおけるひとつの挑戦が含まれていたようにも感じた。