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期待以上だった…小芝風花&大島優子コンビが完璧にハマったワケ『GO HOME 警視庁身元不明人相談室』第1話考察レビュー

text by まっつ

ドラマ『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日本テレビ系)が7月13日(土)より放送開始した。本作は、“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に返すために小芝風花&大島優子のバディが奔走する、ミステリー×ヒューマンドラマ。今回は第1話のレビューをお届けする。(文・まっつ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:まっつ】

1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。

学校の人体模型が本物の人骨…。
遺体の死の真相を追え

『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』©日本テレビ
『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』©日本テレビ

『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日本テレビ系)は死者と向き合い、残された者に前を向かせてくれるようなドラマだ。

 本作は、警視庁に実在する部署である「警視庁身元不明人相談室」の捜査官・三田桜(小芝風花)が主人公。身元不明の遺体を関係者の元へ帰すため、桜と同期の月本真(大島優子)の女性バディが奮闘する、ミステリー×ヒューマンドラマとなっている。

 近年、“死”をテーマとしたドラマは増えているように思う。ドラマ『アンナチュラル』(TBSテレビ系、2018)や『監察医 朝顔』(フジテレビ系、2019)はいずれも死を題材としており、心に残る作品として記憶にとどめている人も多いことだろう。

 ただし、前述の2作品と異なり、『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』は警視庁が舞台。ドラマとしては、科学的な謎に深入りするというよりは、「警視庁身元不明人相談室」の面々が、今生きている人間と向き合うことに重きを置いていたように感じる。

 第1話は、都内の中学校にあった人体模型が本物の人骨であることが判明したことから物語は始まる。鑑定の結果、その骨は約1年前に亡くなった男性のもので推定年齢は20代後半から30代であると報告された。

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