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ずっと観ていたい…柄本佑&佐々木蔵之介の“顔対決”から目が離せないワケ。NHK大河ドラマ『光る君へ』第25話考察レビュー

text by 苫とり子

吉高由里子が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)。平安時代中期を舞台に紫式部の生涯を描く。大雨により鴨川の堤が決壊し大洪水に。道長は責任を取り、一条天皇に左大臣の辞表を提出するが受理されず…。そこへ宣孝がまひろと結婚することを直接伝えに来る。今回は、第25話の物語を振り返るレビューをお届けする。(文・苫とり子)

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【著者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

都で自身の今後を考えるまひろ
宮中では道長が恐れていた事態に…。

『光る君へ』第25話より ©NHK
『光る君へ』第25話より ©NHK

 越前にいるまひろ(吉高由里子)のもとに、宣孝(佐々木蔵之介)から頻繁に恋文が届くようになった。為時(岸谷五朗)の勧めもあり、まひろは1度都に戻って自分の身の振り方を考えることに。

 長旅を終え、都の屋敷に戻ったまひろを迎えるのは弟の惟規(高杉真宙)とその乳母・いと(信川清順)。まひろと為時が留守の間、いとには福丸(勢登健雄)という“いい人”ができていた。

 福丸には妻がいるそうだが、たびたび屋敷を訪れては、いとの言うことをよく聞いた。従者である乙丸(矢部太郎)も越前からきぬ(蔵下穂波)という“いい人”を連れ帰り、家は一段と賑やかになる。

 一方その頃、宮中では道長(柄本佑)が定子(高畑充希)を寵愛するあまり政が疎かになっている一条天皇(塩野瑛久)に頭を悩ませていた。道長は鴨川の堤の修繕許可を得ようとするが、一条天皇は急ぐに及ばずと一向に取り合おうとしない。

 それから間もなく、道長が恐れていたように大雨で鴨川の堤が決壊。多くの民が命を落とし、家や田畑が失われた。まひろの屋敷も被害を受ける。責任を取り、左大臣の辞表を3度にわたって提出するが、一条天皇はいずれも受理しなかった。

 そんな中、道長のもとに宣孝が山城守拝命のお礼にやってくる。そこでまひろと結婚する旨を伝えた宣孝。後日、道長からまひろの屋敷に祝いの品が届いた。

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