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伊周(三浦翔平)の不穏な動き

『光る君へ』第34話より ©NHK
『光る君へ』第34話より ©NHK

 今週のタイトルは「目覚め」。一条天皇の前ではつい気が引けてしまう彰子だが、彼もまた人であるという気づきを経て距離を縮めていくきっかけとなるのやもしれない。

 そんな中、不穏な動きを見せているのが伊周(三浦翔平)だ。虎視眈々と復権を狙い続ける伊周だが、今やすっかり彰子に心を許している甥の敦康親王(渡邉櫂)は彼を不審がっている。

 一条天皇の計らいで蔵人の1人に選ばれた息子の道雅(福崎那由他)も思い通りにはならず、「父上の復讐の道具にはなりませんから」と言われてしまう始末だ。

 しかし、そんな伊周にも最大のチャンスが訪れる。宮中で興福寺の僧たちを追い払って以降、斉信や道綱(上地雄輔)の屋敷が火事になったり、敦康親王が病で伏せったりと不吉な出来事が続いていた。そこで、道長は嫡男・頼通(渡邊圭祐)らを伴って金峯山への参拝を決意する。

 つまりしばらくの間、道長が不在となるのだ。この間に伊周が何かを仕掛けてくることは間違いないだろう。着実に1歩ずつ距離を縮めている一条天皇と彰子の関係に影響が及ばないといいのだが…。

(文・苫とり子)

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