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「王道」とは違う…神尾楓珠の演技の魅力は? 視聴者の意見が二分する理由とは?『いちばんすきな花』第5話考察&感想レビュー

フジテレビ系で現在放送中の『いちばんすきな花』。第5話は佐藤紅葉(神尾楓珠)が中心のエピソード。紅葉は高校時代友人だった篠宮(葉山奨之)と思わぬ再会をするが、それがきっかけに切ない展開に…。今回はそんな第5話のレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

「必要としていてくれている」
紅葉にとっての友達

ドラマ『いちばんすきな花』Ⓒフジテレビ
ドラマいちばんすきな花Ⓒフジテレビ

友だちと思っている相手をナンパのパシリには使わないし、陰でこっそりパンダなんて呼んだりはしない。それでも紅葉は、そういう扱いをしてくる人たちのことも友だちだと言う。「今もこうやって必要としてくれている」から。必要とされること。紅葉にとって、友だちの条件のひとつがこれらしい。

紅葉は目立つグループの中で都合のいい扱いを受けるのと同時に、クラスの中で孤立してしまっている子によく声をかけていた。自分が1人になる隙を作らないために。そして自尊心を取り戻すために。

高校時代のひと時を共有した篠宮(葉山奨之)もその1人。絵を描くことが好きだった2人の仲はすぐに縮まった。並んで公園のブランコに座り思い思いに絵を描く姿は、まるで無二の親友のようだ。

時は流れ、人気の油絵作家・SHINOとなった篠宮は、イラストレーターをしている紅葉を指名し、代理人を介してコラボ話を持ち掛ける。すでに関係が切れてしまっていたため、紅葉はそれが篠宮だとは気づかなかった。

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